当院の施術のことや、整体のこと
皆様に有益な情報を書き綴ってまいります。
じぶんんにも当てはまるな〜
こんな症状も整体でいいの?
こんな時はどうしたらいいの?「歩きはじめに股関節が引っかかったような気がするけど、しばらくすると気にならなくなる」
「はっきりした痛みじゃないから、気のせいかなと思って放置していた」
実際に当院に来られた40代女性の患者さんの声です。
はじめに
こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。
“なんとなく痛い”という感覚は、日常生活に支障が出るほどではないため、軽く見られがちです。
しかしその違和感は、体のバランスが崩れ始めているサインかもしれません。
厚生労働省の調査によると、股関節の痛みは40代以降の女性に多く、特に動作の中心となる関節として負担が集中しやすい場所です。
初期段階では見過ごされやすく、痛みが悪化してから受診されるケースが多く見受けられます。
今回の記事では「なんとなく痛い」股関節の痛みの裏に潜む原因と、見過ごしてはいけない体のゆがみとの関連をお伝えします。
そして日常でできる対策まで、専門的な視点から詳しく解説します。
股関節の痛み、ひっかかるような違和感でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
原因解説
股関節は、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ関節で、歩く・立つ・座るといった基本動作すべてに関与しています。
そのため、股関節に異常があると、日常生活全体に影響が出やすくなります。
多く見られるのは、痛みの原因が明確ではない慢性的な違和感やにぶい痛みです。
これは、加齢や筋力の低下、姿勢の崩れといったさまざまな要因が複雑に絡み合って起こるため、単一の原因を特定することが難しい場合もあります。
以下に、代表的な直接的な要因を3つ挙げてご説明します。
姿勢の崩れによる負担
長時間の座り仕事、片足に体重をかけて立つクセ、足を組む習慣などにより、股関節の可動域に偏りが生まれます。
その結果、関節周囲の筋肉や靭帯に過剰な負荷がかかり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。
股関節を支える筋力の低下
特に重要なのが中殿筋(ちゅうでんきん)と腸腰筋(ちょうようきん)です。
これらは股関節を安定させる役割を持っており、筋力が低下すると、関節がぐらつきやすくなり、わずかな動きでも違和感や痛みが出やすくなります。
関節構造の変化
年齢とともに、関節のクッションである軟骨に負担がかかりやすくなります
この状態を放置すると、関節の変形が進行し、変形性股関節症へと進みます。
これらの要因はいずれも、初期段階では強い痛みを伴わず、「なんとなくおかしい」「重だるい」といった曖昧な症状から始まるのが特徴です。
だからこそ、早い段階で原因を知り、対処していくことが重要です。
体のゆがみの解説
体のゆがみとは、骨格全体のバランスが崩れている状態を指します。
よく骨盤がゆがんでいると表現されますが、実際には骨盤そのものが変形したりねじれたりすることはほとんどありません。
正確には、骨盤まわりの筋肉や関節の動きのアンバランスが、体の左右差や傾きとして表れているのです。
このゆがみは、長年の姿勢や日常動作のクセによって少しずつ形成されていきます。
日常生活の何気ない習慣がゆがみをつくります。
こうした動作は、1回では問題にならなくても、何年も繰り返されることで筋肉の使い方に偏りが生まれ、関節の可動性にも差が出てきます。
これが結果として体のゆがみとなり、体の中心にある股関節に負担が集中するのです。
ゆがみが引き起こす股関節の不調
体のバランスが崩れると、股関節が本来の位置や角度で動かなくなり、関節の中の軟骨や筋肉に一方向のストレスがかかりやすくなります。
その結果、
といった症状が現れやすくなります。
ゆがみは、見た目ではわかりにくく、痛みが出てから気づくことがほとんどです。
だからこそ、小さな違和感をゆがみのサインとしてとらえる視点がとても大切になります。
日常生活で悪化を防ぐために
股関節にかかる負担は、日々の何気ない動作や姿勢から生じることが少なくありません。
「動き方」や「立ち方」を少し意識するだけでも、違和感の軽減や進行の予防につながります。
以下では、日常生活で取り入れやすい3つのポイントをご紹介します。
正しい座り方を習慣にする
椅子には深く腰掛けて、骨盤を立てるように意識する
両足は床にしっかりとつけ、足を組まないようにする
背もたれに寄りかかりすぎず、背筋を軽く伸ばす
こうした座り方は、股関節周囲の筋肉や関節にかかる負担を減らし、ゆがみの予防にも効果的です。
歩き方を見直す
かかとからつま先へ、足裏全体を使って歩く
歩幅はやや広めにとる
膝とつま先、股関節の向きをそろえるよう意識する
また、がに股や内股にならないよう、脚のラインをまっすぐに保つこともポイントです。
片足重心を避ける
立つときは両足に均等に体重をかける
片足に乗っていることに気づいたらこまめに修正する
こうした小さな意識の積み重ねが、将来的な痛みの予防につながっていきます。
まとめ
なんとなく痛いという股関節の違和感は、日々の忙しさの中でつい見過ごしてしまいがちです。
ですがその感覚こそ、体が発している大切なサインかもしれません。
股関節の痛みは、いきなり激しく現れるわけではなく、少しずつ進行していくことが多くあります。
その背景には、長年の姿勢や習慣によって積み重なった体のゆがみが関係しているケースが非常に多く見受けられます。
痛みが出始めたからといってすぐに手術や強い治療が必要になるわけではありません。
日常生活の中で意識を変え、身体のバランスを整えることが、症状の改善や進行の予防につながります。
当院では、股関節だけを診るのではなく、全身のバランスを確認しながら、個々の生活スタイルに合わせたアドバイスを行っています。
股関節に違和感があると少しでも不安を感じた方は、一度ご相談ください。
はじめに
肩こりと吐き気の関係
1. 自律神経の乱れと肩こり
2. 血流障害による脳の酸欠
3. 首の骨と迷走神経の関係
4. ストレス要因
体の歪みとの関係
姿勢の崩れがストレス反応の関係
まとめ
ランニングの後に膝の内側が痛みが出る
ストレッチしてもなかなか良くならない…
そんなお悩みを抱えていませんか?
それは、鵞足炎(がそくえん)と呼ばれるスポーツ障害かもしれません。
はじめに
こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。
マラソン大会に向けて向けて練習をしていたけれど、膝の内側に痛みが出てうまくトレーニングが出来ないとご相談を受けました。
骨や関節に問題があるのかと思い、整形外科でレントゲンを撮りに行かれたそうです。
整形外科での診断は、鵞足炎。
安静に過ごしストレッチをしておけば良いと指導を受け2週間過ごしたそうです。
トレーニングを再開すると痛みが再発して、どうしたら良いかとご来院されました。
鵞足炎とは、太ももの内側にある縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はっきん)、半腱様筋(はんけんようきん)という3つの筋肉の腱が膝の内側下部で扇状に付着する部分を出での炎症です。下図参照
ランニングの繰り返し動作や膝の屈伸で、この部位に過度な摩擦や圧力が加わると炎症が生じ、痛みを引き起こします。
米国整形外科スポーツ医学会のデータでは、ランナーの膝の障害の中で鵞足炎は比較的多く報告されています。
特に30代以降の男性に発症が増えているとされています。
ストレッチやマッサージで一時的に改善したように感じても、根本原因が解消されなければ再発を繰り返します。
この記事では、鵞足炎でお悩みに方に向けて、原因から体の使い方、そして日常生活で注意すべきポイントを詳しく解説します。
原因解説
鵞足炎は、膝の内側にある筋肉が骨に付く部分に繰り返し負荷がかかることで生じる炎症です。
その背景には以下のような要因があり、複雑に絡んでいます。
① オーバーユース(使いすぎ)
ランニングなどの繰り返し動作によって、擦れたり圧迫されたりする頻度が増えると、炎症が起こります。
特に、長距離走や毎日のランニング習慣がある方は、筋肉や腱の回復が追いつかず、炎症が慢性化しやすい傾向にあります。
② 筋肉の柔軟性低下
鵞足を構成する筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)は、いずれも股関節から膝の内側をまたいで付着しています。
広い範囲を覆う筋肉で、太ももの内側や裏側の柔軟性と密接に関係しています。
筋肉が硬いと、鵞足部が常に引っ張られるため、ランニングのたびに摩擦が起こりやすくなります。
特にハムストリングスや内転筋群が短縮していると、膝を曲げ伸ばしするたびに、鵞足部の組織が引き延ばされ、炎症を助長します
③ 筋力バランスの崩れ
ランナーに多いのが、前ももの筋肉(大腿四頭筋)だけが発達して、臀部やハムストリングスが弱いという筋力バランスの偏りです。
股関節周囲の筋力が弱いと、着地の衝撃を分散できず、膝に過剰な負担がかかります。
特に内側の筋肉だけが働きすぎるパターンでは、鵞足部へのストレスが集中しやすくなります。
その結果、膝関節が安定せず、鵞足部が「膝のねじれ」や「引っ張り」の影響を強く受けるようになります。
④ ランニングフォームの問題
フォームの乱れは鵞足炎の根本原因の一つです。
特に注目すべきは「オーバープロネーション」と呼ばれる足部の過度な内側への回転です。
オーバープロネーションになると、足首から膝にかけてバランスが崩れ、膝が内側へ倒れ込む「ニーイン」状態になります。
その結果、鵞足部にねじれと圧縮の力が加わり、摩擦と引き伸ばす力が同時に発生。
これが炎症の大きな引き金となるのです。
フォームは走り方のクセでもあるため、長年の積み重ねが痛みに直結している場合も多いです。
⑤ 路面環境
硬いアスファルトやコンクリート道路は、着地時の衝撃を吸収してくれないため、膝関節や腱への負担が増します。
また、傾斜のある道や歩道の片側だけ高い道は、体の左右どちらかに偏った負荷をかけ、結果として膝の内側(=鵞足部)に一方的なストレスを与えてしまいます。
なぜ「ストレッチ」では治らないのか?
ストレッチは確かに筋肉の柔軟性を高める上で有効ですが、すでに炎症が起きている状態では逆効果になることもあるのです。
さらに、鵞足炎の原因は「筋肉の硬さ」だけでなく、筋力不足やフォームのクセ、アライメントの乱れなど複数あるため、ストレッチ“だけ”では改善に至らないケースが非常に多いというわけです。
対策
鵞足炎の対処において、セルフケアや治療と並行して、日常生活の過ごし方にも意識を向けることが重要です。
以下に、膝への負担を軽減するための実践的なポイントを紹介します。
ランニングの前には、筋肉と関節の柔軟性を高める準備運動を行います。
ランニング後は疲労回復を目的としたストレッチ、入浴を心がけましょう。
走行距離やスピードを突然増やすと、鵞足部に過度な負担がかかります。
走行距離、ペースなどの皆直しを適切に行いましょう。
傾斜のある道路や傾いた歩道ではなく、できるだけフラットな路面を選びましょう。
硬すぎる地面も、砂利道などは避けた方が良いです。
足に合ったシューズを履くことは怪我の予防にはとても大切です。
特にオーバープロネーション傾向のある方は、安定性のあるシューズやインソールの導入を検討しましょう。
日常の歩き方や立ち方、座り方など、普段の体の使い方にも目を向け、左右差や体の軸のブレを修正する意識を持ちましょう。
こうした取り組みを続けることで、治癒を早めるだけでなく、再発防止にもつながります。
膝を守るためには、日々の積み重ねがとても大切なのです。
体のゆがみの解説
上記の内容を実践して回復される方もおられます。
しかし、自分で出来る事はしたけれど回復しない。
そんな方は原因が膝だけではないかもしれません。
背骨や腰、足首を含めた体全体のゆがみが鵞足炎に大きく関係しているからです。
たとえば、骨盤が前傾していると、太ももの前側が常に緊張します。
一方で、骨盤が後傾していると、太ももの裏側が引き延ばされ、鵞足部に持続的な牽引ストレスがかかります。
また、足首や足裏のバランスが崩れていると、着地の際に膝が内側へ倒れ込みやすくなります。
特に偏平足や外反母趾、足首の可動域制限がある方は、膝関節がねじれるような動きになりやすく、それが鵞足への過負荷を引き起こす原因になります。
過去の捻挫などで足のバランスを崩したままの方も多くおられます。
さらに、日常の姿勢や歩き方のクセも大きな要因です。
猫背や反り腰、左右どちらかの足に体重をかける癖なども、股関節~膝~足首の連動性を崩し、膝の内側に過剰なストレスをかけてしまいます。
このように、体のゆがみは単なる見た目の問題ではなく、動作の質に直結しています。
体のゆがみが膝の痛みとして表れるのです。
根本的な改善を目指すためには、膝だけでなく全身のバランスを見直すことが欠かせません。
まとめ
鵞足炎は、軽度の段階では膝の内側が少し痛いだけと軽視されがちです
しかし、全身のバランスや筋力、フォーム、日常動作が密接に関係している奥深い障害です。
安静とストレッチをしても改善しない場合、それは体全体のアンバランスや間違えた使い方をしているかもしれません。
膝だけをケアするのではなく、なぜ膝の内側に痛みが出るのか?を見つめ直すことが、根本改善への第一歩です。
ランニングを続けるために、今の痛みを無視せず体としっかり向き合うことが大切です。
トレーニングをできない状態は辛いと思います。
焦らず確実に、自分の身体をリセットする機会と捉え、前向きに取り組んでいきましょう。
日常生活を見直しても変化がない場合は専門的な機関でのご相談をおすすめします。
当院でもゆがみから見た正しい体の使い方をお伝えしております。
お困りの際は、一度ご相談ください。
「このまま歩けなくなったらどうしよう…」
「年齢のせいなのかな?」
今回股関節の痛みでご相談いただいた40代パートをされているTさん。
初めは自転車にまたがる時に違和感があったそうです。
その違和感を感じる回数が増えてきて徐々に痛みへと変わってきたとのことでした。
はじめに
こんにちは、大阪市北区てんま活法整骨院の木下です。
この記事をお読みの方は、股関節の痛みが続きと不安を感じるておられるのではないでしょうか。
特に40代を迎える頃から、股関節の違和感や痛みを訴える女性が増えています。
実際、厚生労働省の国民生活基礎調査(2022年)でも、関節痛は女性の悩みの上位に挙げられており、日常生活に支障をきたす要因として重要です。
なかでも股関節は、体を支える重要な関節であり、痛みがあると立つ・歩くといった基本的な動作にも影響を及ぼします。
この股関節の痛み、実は「体のゆがみ」と深く関係していることをご存じでしょうか?
本記事では、股関節痛の根本的な原因や体のバランスとの関係、そして日常生活で気をつけるべきポイントについて、丁寧に解説していきます。
正しい知識を得ることで、これ以上の悪化を防ぎ、健やかな毎日を取り戻す第一歩となるはずです。
股関節痛の主な原因
股関節痛と一口に言っても、その原因は人によってさまざまです。
整多くの患者さまを診ていると、「知らないうちに悪化していた」「昔のクセが原因だった」と驚かれるケースも多くあります。
特に40代女性に多く見られる主な原因について、詳しく解説いたします。
1. 変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)
中年以降のの女性に最も多い原因です。
股関節の関節の軟骨は、骨と骨がこすれ合うのを防ぐクッションの役割を果たします。
加齢や過剰な負荷によってすり減っていくと、骨同士が直接ぶつかり合い、炎症や変形を起こします。
特に40代以降の女性は、次の状態が起きて進行しやすい傾向にあります:
・骨盤の構造が広く、股関節の安定性が低い
・出産やホルモンバランスの影響で関節がゆるみやすい
初期には「動き始めだけ痛い」「長時間歩くと違和感がある」程度でも、徐々に痛みが強くなり、日常生活に支障をようになります。
2. 臼蓋形成不全
日本人女性に非常に多い先天的な骨格の特徴です。
股関節の受け皿である部分が浅く、太ももの骨の先端をしっかり包み込めていない状態を指します。
この構造だと、体重を支えるたびに関節への圧力が集中し、軟骨がすり減りやすくなります。
臼蓋形成不全は、以下のような症状と関係しています
・20代~30代では違和感のみだが、40代以降で悪化しやすい
・変形性股関節症へ移行するリスクが非常に高い
「若い頃から体がかたい」「開脚が苦手」と感じていた方は、気づかないうちにこの状態だった可能性もあります。
3. 筋肉の硬さとアンバランス
股関節は、さまざまな筋肉の連動によってスムーズに動いています。
足を動かすために、太ももやお尻、お腹の奥を通る筋肉を使います。
これらの筋肉が硬くなると、股関節の動きが制限され、関節に直接負荷がかかりやすくなります
また、片側だけ筋力が弱くなっている、使いすぎているといったアンバランスがあると、痛みや動作の制限が片側だけに出るケースもあります。
4. 姿勢のクセ・動作の習慣
一見すると関係なさそうな「日常の姿勢」や「何気ないクセ」も、実は大きな要因です。
・片足に体重をかけて立つ
・足を組むクセがある
・いつも同じ肩でバッグを持つ
・横座りやぺたんこ座りをよくする
・同じ側を下にして寝る
これらは筋肉に左右差を生み出し、股関節の可動域を狭めていきます。
特に40代になると、筋力が落ち始めるため、その分の負荷が関節に集中しやすくなります。
5. 過去のケガやスポーツ歴
学生時代の部活動や、若い頃のケガが原因で、長年のうちに股関節に負担が蓄積されていることもあります。
・捻挫後に左右で歩き方が変わった
・交通事故や大きな転倒をしたことがある
・マラソンやバレエ、ダンスで片側を酷使していた
本人が忘れていても、体が無意識にかばう動きをしていて、40代以降で痛みとして現れるケースがあります。
このように、股関節痛の原因は「構造」「筋肉」「生活習慣」「過去のケガ」などが複雑に絡み合っています。「
年齢だから仕方ない」と諦めず、自分の体の状態を正しく理解することで、適切なケアと予防につなげることができます。
体のゆがみと股関節痛の関係性
私たちの体は本来、左右対称でバランスが取れていることが理想です。
しかし現実には、生活習慣や姿勢のクセによって、筋肉の緊張や関節の動きに左右差が生じ、それが体のゆがみとして表れます。
よく誤解されがちですが、骨盤自体が「ゆがむ」ことはありません。
骨盤は靭帯と関節により固定されており、骨そのものが曲がるわけではないのです。
正確には、骨盤の傾きや左右の高さに差が出る、アンバランスな状態を指してゆがみと呼びます。
たとえば、座るときに足を組む習慣や、いつも同じ肩にバッグをかけるといった動作が続くと、骨盤や股関節周囲の筋肉に左右差が生じます。
結果として片側の股関節にばかり負担がかかるようになります。
また、背骨や肩の位置が傾いていれば、股関節の動かせる範囲も偏り、動作の際に無理な力がかかります。
このように体のゆがみは、関節の使い方を不自然なものにし、股関節痛の原因になるだけでなく、痛みが慢性化・悪化する大きな要因にもなります。
日常生活で気をつけたいポイント
股関節痛を軽減し、これ以上悪化させないためには、毎日の生活習慣を見直すことが非常に重要です。
以下の点に注意してみましょう。
・立ち方・座り方を見直す
片足に重心をかけて立つクセがある方は、両足にバランスよく体重をかけるよう意識しましょう。
椅子に座る際は、足の裏が床につく位置で座りましょう。
・長時間の同じ姿勢を避ける
長時間のデスクワークや立ち仕事は、筋肉の血流を悪くし、股関節周辺の柔軟性を損ないます。
1時間に一度は軽く体を動かすよう心がけましょう。
・無理な歩き方や急な運動は控える
痛みがあるときに無理に歩いたり、急に運動を始めると、かえって悪化します。
どのような動きで痛みが出るのかをまずは確認しましょう。
・足元の環境を整える
ヒールの高い靴やクッション性のないスリッパは、歩行時の衝撃を吸収できず、股関節に直接負担がかかります。
なるべく安定した靴を選びましょう。
・日常動作に左右差がないかチェック
「片側だけで荷物を持っている」「いつも同じ方向で寝ている」など、自分では気づきにくい動作のクセがないか確認してみましょう。
日々の小さな意識の積み重ねが、股関節への負担を減らし、快適な動作を取り戻す第一歩となります。
まとめ
股関節の痛みは、ただの疲れや年齢の問題ではなく、体の使い方や姿勢のクセ、ゆがみによって生じます。
放っておくことで、痛みが慢性化し、歩く、立ち上がるなどの日常的動作に影響します。
正しい知識を持ち、生活習慣を少しずつ見直すことで、症状の悪化を防ぎ、股関節の健康を守ることが可能です。
最近ちょっと股関節が気になるな…と感じたら、今回の生活の注意点を見直してください。
レントゲンなどで変形や関節が浅いなどの診断を受けている方は、専門的な施術が必要です。
当院でも承っていますので、お気軽にご相談ください。
こんにちは。大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
今回ご相談いただいたTさん10年前に交通事故に遭われ、首・腰に痛みがあるとのこと
病院で検査を受けたけれど、レントゲンやMRIでは異常が見られない。
リハビリ、教えられたセルフケアを続けたけれどなかなか変化がないとお悩みでした。
腰が痛くて病院に行ったのに原因がわからない、なかなか症状が改善しないのは辛いですね。
実は、腰痛のうち約85%は画像検査などで明確な原因が特定できない「非特異的腰痛」とされています(日本整形外科学会)
つまり、骨や椎間板などに画像上で目に見える異常がないにも関わらず、痛みだけが続くケースが圧倒的に多いのです。
とくに中高年の方は、仕事や生活習慣による負担の蓄積、加齢に伴う身体の変化によって、腰の痛みを引き起こしやすい時期です。
この記事では、「原因不明」と診断された腰痛の要因を解説します。
原因解説
腰痛の根本的な原因は、レントゲンに映る骨だけではありません。
筋肉や神経、関節、さらには心因的要素まで多岐にわたります
以下に代表的な原因を挙げ、詳しく解説します。
・筋筋膜性腰痛:
腰の筋肉や筋膜に微細な損傷や慢性的な緊張があることで痛みが起きます。
長時間の同一姿勢や過度な負担が主な要因です。
・仙腸関節障害:
骨盤の関節である仙腸関節がわずかにズレることで、腰部や臀部に鋭い痛みが出ます。
レントゲンでは写らないため見逃されがちです。
・椎間関節性腰痛:
背骨の関節部分である椎間関節の炎症や機能不全によって痛みが起きます。
特に体を後ろに反らす動作で強くなるのが特徴です。
・神経系の過敏化:
痛みを感じる神経が過敏になり、本来痛みと感じない刺激にも反応してしまう状態がおきます。
ストレスや睡眠不足が関与することがあります。
・心因性要因:
心理的ストレス、不安、抑うつなどが筋緊張や神経過敏を引き起こし、痛みとして現れるケースもあります。
これらの要因は一つに限定されるものではなく、複合的に絡み合っていることが多くあります。
体のゆがみと腰痛の関係
「体のゆがみ」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは、姿勢の悪さかもしれません。
実際には、体のゆがみとは骨格、筋肉、関節、神経のアンバランスが複雑に絡み合っています。
そして、このバランスの崩れが腰痛を引き起こす大きな要因となるのです。
腰骨のゆがみと腰痛の関係
腰の骨は、骨盤の上に積み木のように乗っています。
そのため、骨盤が前に傾いたり、左右どちらかに回旋(ねじれ)したりすると、腰の骨にもゆがみが連動して伝わります。
例えば、
骨盤が前に倒れると、腰の反りが強くなりますそのことで、腰の筋肉が常に緊張状態になります。
骨盤が後に倒れると、背中が丸まりる姿勢になります。
腰骨もに必要以上の圧力が加わり、腰に緊張状態が起きます。
左右の傾きやねじれがあると、筋肉の左右バランスが崩れ、片側の腰にだけ負担がかかる状態が続きます。
このような状態が慢性化すると、筋肉を覆う膜や関節を覆う部分に緊張が起きて硬くなります。
すると、神経を刺激して「原因不明の腰痛」と言われる症状に発展することがあるのです。
筋肉のアンバランスによるゆがみ
現代の生活では、座っている時間が長く、同じ動作や姿勢を繰り返すことが多くあります。
筋肉の使い方に偏りが生じやすくなっています。
使われ過ぎて硬くなる筋肉と、使われず弱くなる筋肉のバランスが崩れると、体の支えが不安定になります。
筋肉のバランスの崩れは、動作時の重心位置にも影響を与えます。
日常動作の中で知らず知らずのうちに腰にストレスを蓄積させていくのです。
足元からの影響
体のゆがみは、腰や背骨だけでなく、「足元」からも始まります。たとえば、
偏平足や外反母趾のような足の異常があると、立っている時の重心が内側や外側に偏り、体の傾きにつながります。
片足重心の立ち方や歩き方の癖があると、骨盤や腰椎が常に一方向に引っ張られ、慢性的な腰の緊張を生みます。
過去に捻挫したとことなどでうまく足をつかえていないこともあります。
つまり、腰のゆがみだけを見ても根本の原因を見落とすことがあります。
体全体の動きのつながりを見ていく必要があります。
神経系の関与
ゆがみが長期化すると、姿勢や動作に対する感覚にズレが起きます。
自分では真っ直ぐのつもりでも実際には傾いているというような状態です。
この状態では、正しい姿勢を取ること自体がストレスとなります。
無意識のうちに楽な姿勢を選ぶ悪循環に入ってしまいます。
こうした神経的な要因も、「ゆがみ」と「腰痛」のつながりに深く関係しています。
まとめ
原因不明の腰痛は、体のゆがみは普段の体の使い方やクセ、過去の怪我などが影響します。
ゆがみが徐々に大きくなることで痛みなどの症状が現れ、自分の力では元に戻せなくなっています。
必要に応じて専門家のアドバイスを受けることが重要です。
慢性的な腰痛で悩んでいる方は、一度ご自身の体がゆがんでいないか確認してみてください。
もし、鏡などで見てわかるようなゆがみがある場合はお近くの国家資格を持つ専門的な機関を受診してください。
当院でもご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
患者さんの声
Q.どのようなお悩みで来院されましたか?
A.事故の後遺症?による首の痛み 原因不明の腰の痛み
Q.当院の施術を受けてみていかがでしたか?
A.電気、低周波、もみ等なく、軽く触れているだけなのに…
Q.当院を他の人に説明するならどのように伝えますか?
A.何故だか痛みが消える、楽になる、不思議な感覚試しにご賞味あれ。
Q.同じ症状を持っておられる方へメッセージを!!
A.より多くの方を楽にしてあげてください
※こちらの体験談は個人の感想です。効果には個人差があります。
Tさん、ありがとうございました。
「何を試しても良くならない」
坐骨神経痛でお悩みに方の喜びの声をいただきました。
もしあなたが、坐骨神経痛でお悩みでしたら今回の記事がお役に立てると思います。
はじめに
こんにちは。大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
今回ご相談いただいたIさん
左のお尻痛み、お尻から足にかけてのしびれ症状でご来院されました。
最初は左のお尻に痛み出て、何か痛めたのかなと様子を見ていたそうです。
そのうちにお尻から足にしびれが出てきて座っているのしんどくなったとのことでした。
家の近くの整骨院に行き、電気治療とマッサージを受けたそうです。マッサージを受けても次の日にはだるさが残って結局は良くならない。
自分の体がどうなってるのかを知りたいとネット検索で当院に来られました。
坐骨神経痛でお悩みの方は、ご自身でストレッチをしたりお尻周辺のマッサージをしたりされてる方が多くおられると思います。
今回、ご相談いただいたIさんも整骨院でマッサージを受け、家でストレッチをするように指導を受けていたそうです。
なぜマッサージでは改善しなかったのか?
Iさんの坐骨神経痛の原因は体のゆがみでした。
体のゆがみは、偏った体の使い方、長時間同じ姿勢を続けることで起きます。
3歳のお子さんがおられて、片抱きでの抱っこや無理な姿勢での抱え上げなど、ご自身でも体に負担がかかっている自覚はあったそうです。
ご来院時にゆがみの検査をすると、ご自身でも驚かれるくら体がゆがんでいました。
大きくゆがみが出た状態では、ゆがんだ体を支えるために筋肉が緊張します。
マッサージで硬くなった筋肉をほぐしても体のゆがみは変化しないのでお尻の痛み、しびれは変化しないのです。
腰の重だるさを感じていたけれどなかなか時間が取れずに先送りにしていて、我慢できないような痛みが出て来た。
痛みが出る前の重だるさが体のゆがみ、不調の始まりのサインです。
ゆがみを整える施術と家のセルフケアをお伝えして、症状も治まり喜びの声をいただきました。
ゆがみのチェックとセルフケア
当院では整体に必要な特殊な検査でゆがみをみます。
今回はお家で出来る簡単なゆがみのチェック方法をお伝えします
膝倒し
仰向けで寝ます。
両膝を立て、ゆっくりと左右に倒します。
左右、倒しやすい倒しにくいなどの差があると思います。
倒して痛み、しびれが強く出る方は無理をしないでください
この左右の倒しやすさの差が体のゆがみです。
セルフケア
上記の膝倒しをして倒しやすい方、楽に倒れる方向を確認します。
倒しやすい方にだけゆっくりと5回倒します。
ポイント
痛みのない範囲でゆっくりと行ってください。
倒しやすい、楽に感じる方向にだけ倒します。
初めは左右の差が大きく感じられることが多いです。
コツコツと続けて行きましょう。
まとめ
今回は、左お尻の痛み、お尻から足にかけてのしびれが改善した例のお話でした。
痛みが強くなって行ったり、しびれの範囲が広くなると心配だし辛いですね。
マッサージを受けてもだるさが出たり変化しないと治らないのでは?と諦める方もおられます。
もしあなたが体のゆがみについてアプローチをしていないのであれば一度、膝倒しをしてチェックしてみて下さい。
左右の差が小さくなるだけで症状が変化することがあります。
セルフケアをしても変化が感じれない、差が大きく出ている場合は専門的なアプローチが必要です。
当院では、体のゆがみを調えることを軸にした施術をしております。
お尻の痛み、お尻から足にかけてのしびれ症状でお困りでしたら一度ご相談ください。
患者さんの声
Q.どのようなお悩みで来院されましたか?
A.左のお尻を以前痛めてから、座ることもしんどくなり、一度診てもらうために来ました。
Q.当院の施術を受けてみていかがでしたか?
A.以前通っていた整骨院は、電気治療とマッサージをしてもらっていたのですが、
次の日にだるさが残って結局良くならずでした。しかし木下先生の施術は
マッサージなどではなく、”何かされている”っていうのがないのに、痛みが和らぎ本当に驚きました。
Q.当院を他の人に説明するならどのように伝えますか?
A.とにかく、何を試しても良くならないなら一度来院してみて下さい!!
Q.同じ症状を持っておられる方へメッセージを!!
A.治らないとあきらめないでください!私も木下先生に出会うまでは、治るのは難しいと思っていましたが、
今は自信を持って、自分の身体は改善できるものなんだと言えます。
※こちらの体験談は個人の感想です。効果には個人差があります。
Iさん、ありがとうございました。
「仕事中にかがむと腰に痛みが走る」
「昔、ギックリ腰をしたことがあるので腰に不安を持ちながら働いている。」
このようなお悩みをお持ちでしたら、今回に記事がお役に立てるかもしれません。
はじめに
こんにちは。大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
今回のご相談は40代で介護職に従事されているOさん
中腰姿勢での介助や車いすへの移乗で腰への負担を感じているとのこと。
過去に、中腰からの起き上がりでギックリ腰になりそれからは腰に不安が常にある。
無意識にかばいながら動いていてぎこちない
何とかスッキリと動けるようにならないかとのご相談でした。
この記事では、介護職の方の腰痛の原因を解説し、対策をお伝えします
ギックリ腰などの大きな痛みにつながらないようにするためにぜひ実践してみて下さい。
腰痛を根本から改善し、快適な日々を取り戻しましょう。
慢性的な腰痛が起きる原因とは?
慢性的な腰痛の大きな原因は、体のゆがみにあります。
長時間同じ姿勢を維持する仕事では、偏った体に使い方をする方が多いです。
利き腕に頼ったり腰で支える動きなど一部分に大きく負荷がかかる動きが増えます。
偏った使い方により、筋肉の左右差、体のゆがみにつながります。
筋肉の疲労と緊張
介護職の方は仕事中に、前かがみや、中腰など特定の筋肉を繰り返し使うことが多いです。
この負担が続くと、筋肉が緊張し、血液の流れが悪くなりなります。
さらに、疲労が溜まった筋肉は他の部位を引っ張り、体をゆがめる原因となります。
血流の悪化
筋肉が緊張して硬くなると、その周囲の血管が圧迫され、血流が滞ります。
これにより、酸素や栄養素が筋肉に十分に供給されず、体の回復が遅れます。
筋肉の回復の遅れによって疲労が蓄積し、慢性的な痛みを引き起こします。
また、冷え性の方は血流が悪くなりやすいため、特に注意が必要です。
慢性的な腰痛の予防策
体がゆがみにくい使い方を身に着けて、痛みの出にくい体を目指しましょう
以下の注意点に気を付け、セルフケア方法を実践して、腰痛を改善しましょう。
日常生活での注意点
腰痛の予防と改善には、日常生活での意識も重要です。以下のポイントを参考にしてください:
1時間ごと体を大きく動かすだけでも、緊張がゆるみ血流が改善され腰痛予防につながります。
伸びをしての深呼吸、絵足をぶらぶらさせるような脱力を取り入れましょう。
介助などで体を支える際は、腰を曲げるのではなく膝を曲げてしゃがむ動作を心がけましょう。
なるべく体を近づけて太もも、お尻の筋肉を意識して下から上へ伸びあがるように持ち上げます。
セルフケア
膝倒し
仰向けで寝ます。
両膝を立て、ゆっくりと左右に倒します。
左右、倒しやすい倒しにくいなどの差があると思います。
倒して痛み、しびれが強く出る方は無理をしないでください
この左右の倒しやすさの確認をします。
倒しやすい方にだけゆっくりと5回倒します。
痛みのない範囲でゆっくりと行ってください。
倒しやすい、楽に感じる方向にだけ倒します。
初めは左右の差が大きく感じられることが多いです。
コツコツと続けて行きましょう。
まとめ
腰痛の改善には、体のゆがみを整え、筋肉の緊張を緩めることが重要です。
マッサージで直接筋肉にアプローチするのではなく、緊張の原因をまず知ってください。
原因を知ることが慢性的な腰痛を改善する第一歩となります。
今回ご紹介した5つの方法を日常生活に取り入れることで、今までとは違う体の使い方になります。
また、日常生活での注意点を実践することで、さらに腰痛予防効果が高まります。
ぜひ実践してみてください。
当院では体のゆがみを整えることを軸とした施術を行っています。
もし慢性的な腰の痛みでお悩みでしたら一度ご相談ください。
はじめに
こんにちは
大阪市北区、てんま活法整骨院の木下です。
寒さが腰痛に与える影響とは?
寒くなると腰痛になりやすい人の特徴とは
すぐに使える寒さ対策3選
血流を促進し、筋肉を動かす軽い運動を習慣化することをおススメします。
まずは15分程度のウォーキングから始めてみましょう!
歩きながら腕を回したり深い呼吸を意識するのも良いでしょう。
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣をつけましょう。
38~40℃のぬるめのお湯に15~20分浸かるとじわっと温まり血流が良くなります。
入浴後は温まった体を素早く拭いて冷えないように保温します。
体から湯気が出ている時が一番冷えやすくなります
まとめ
寒さと腰痛には密接な関係があり、寒さが筋肉の硬直や血行不良が大きく影響します。
冷え性や運動不足になる方はリスクが高く、冬を快適に過ごすためには、正しい予防策が必要です。
体を冷やさない工夫やバランスの良い食生活、運動習慣の継続が効果的です。
解決策を試してみても変化のない場合は一度ご相談ください。
寒い季節を健康的に過ごすために、日々の生活習慣を見直してみましょう。
てんま活法整骨院
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